彼に好きな人がいて、我慢し続けた日々。友達として関係を深めたおかげで恋が成就しました。

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【出会い】
友達の友達で、当時は彼のほうに好きな女性がいました。
その人とは付き合ってはいないようでしたが、とても好きなようで、彼女の存在があったので私は自分の気持ちを告白できず友達関係を保っていました。

【好きになったきっかけ】
始終彼のことを考えている自分に気付き、好きだと実感しました。
彼とは良い友達であり、好きな彼女の話もよく聞かされました。
初めは友達として相談に乗っていましたが、だんだんと彼女に対する嫉妬が強くなってきて、苦しくなってきました。
これは私もかなり彼のことを好きなんだと感じ、どうすれば良いのか悩んでいました。
彼にはそんな気持ちは隠していたので、余計に辛かったです。
一時期は最高の親友を目指そうと思ったこともあります。

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【好きになった人について】
好きになった彼は、背が高くてがっしりしたスポーツマンタイプです。
どこかクールな反面、よく気が付く優しさもあり、照れたような笑顔が大好きでした。
仕事は接客業をしていました。
私も接客業だったので、仕事に対する考え方などが合いました。

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【片思い中の相手との関係】
片想い中、私と彼とは仲が良い友達です。
彼の相談相手でもありました。
自分の気持ちは見せておらず、そのおかげで彼との関係が壊れなかった面もあります。
彼にとってわたしは、話しやすい女友達であり「頼りにしている」とよく言われていました。

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【片思い中の悩み】
とにかく辛かったのは、彼の気持ちが100％好きな彼女に向いていたことです。
そしてその人と何とかして付き合いたいという気持ちが、彼の中にずっとありました。
彼とその人が付き合えていたら、私も諦めがついたかもしれません。
しかし付き合うわけでもなかったので、余計に諦めきれず、モヤモヤ苦しかったです。

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【恋の相談をした人】
友達としても彼と仲良くしていたかったので、誰にも自分の気持ちは話さずでした。
もし話して彼にどこからか伝わってしまったら、彼が私に対して接しにくくなるだろうと思ったからです。
ただ本当に苦しくなってきて、全然彼と接点のない職場の同期にだけ、少し打ち明けたことはあります。

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【片思い中に頑張ったこと】
とにかく彼が、好きな彼女のことを諦めるまでは私は気持ちを隠して友達でいようと努力していました。
いつか何か状況が変わったら、私も動くつもりではいました。
それまでは「ただの最高の友達」で居続けることが、我慢でもあり対策でもあったのです。
彼と友達として会う中で、ときには思わず彼と手をつないでしまったこともあります。
そんなときも彼は照れたように笑うものの、別に嫌がるそぶりもなかったです。
こんなふうにしてゆっくりと、わたしのほうに気持ちが向いてくれたらいいのになと期待することもありました。
焦らずに自分の気持ちをコントロールしながら彼との関係を育んだことが良かったと思います。
彼との友達関係を深めていく努力は、無駄ではありませんでした。

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【恋人になれたきっかけ】
ある日彼から「聞いて欲しいことがある」と呼び出されました。
そして、「彼女に彼氏ができた」と、驚く話を聞かされたのです。
それも既婚者とのことでした。
彼はとても落ち込んでいて、「不倫をするくらいなら、俺が幸せにしてやりたかった」などと言っていましたが、私はそのときに言いました。
「不倫をするほど、その人のことがきっと好きだったんだよ。
もういいと思うよ。
私と幸せになろうよ！」と。
そんなことを思わず言ってしまった自分にもびっくりしましたが、彼もとてもびっくりしていました。
私は今までコントロールしていた気持ちが、一気に溢れ出てきたようで、彼の手をつかんで泣いてしまっていました。
彼は、私の肩に優しく手を回してくれて、しばらく黙っていたのですが、「そうか・・・。
気付いてあげれなくてごめんね」と。
「辛い目をさせてしまってたんだね」と、言ってくれました。

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【簡単に言うと・・・】
恋人になれたけど、今はもう別れた

【現在の関係】
結局私の気持ちをカミングアウトしたことにより、彼との交際が始まりました。
とは言えその始まりは、どこか「彼の情」もあったように思います。
付き合い始めても、彼にとってはわたしはやっぱり友達の部分が大きいようでした。
そして付き合って1年で、友達に戻りました。
今でも彼とは、親友のような関係です。
あの頃から20年が経ちました。

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